心に残る出会い*
千住 博
最初に観た時、なんてセンスがいいんだろうって思った。
この絵のタイトルはwaterfallなんだけど、今まで観た滝の絵はどれも高さの迫力、美しさを描いていた。
でもこの滝は最も水しぶきの上がる瞬間だけを切り取っているんですね。
やられたって感じ。
ありそうでなかった表現だった。
私が観たのは美術館での200号ぐらいの大きな作品と、ホテルに飾られた40号の作品だったけど、どちらも観ていてものすごく気持ちよかった。
滝壺に向かって落ちていく無限の水。
その膨大な量の水の一つ一つが、水面に落ちて弾けて水しぶきになる瞬間が目の前にあった。
爽快さと幽玄が一つになって溶け合い、目が離せない。
悔しいけど、これを描いた千住 博の思うツボというか、、、。
この絵の前に立つと、ひたすら気持ちよさに身をゆだねてしまう。
この写真じゃ全然伝わらないのが残念;;
千住 博 1958年〜
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