美美ットな非日常

葛飾北斎 岩松院 天井画 長野県

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心に残る出会い

葛飾北斎
88歳にしてパワー炸裂!

 

長野県の小布施というところに行った時、北斎が描いた岩松院の天井画を観た*

とにかくその強烈な色使いに度肝を抜かれました@@

どう見ても「今仕上がったばかりなの?」という鮮やかさだったので、思わず「最近修復されたのですか」と岩松院の方に訊ねてしまったほどです。

実はこの絵は当時北斎が描いた時のままだそうで、それを聞いてまたもや度肝を抜かれました。

170年近く経ってこんなに鮮やかな色のまま残っているのは、使った絵の具の顔料がお金に糸目を付けぬ上質なものだったからだそう。

絵を見上げていると、あまりの迫力にのけぞりすぎて倒れました。

大きさは二十一畳ほどで、なんとこれを描いた北斎の年齢が88歳!!

88歳でこの色使いはちょっと信じられませんよね。

そしてもっと信じられなかったことは、北斎は85歳から88歳まで3度小布施へ出かけているのです。

今の時代とは違って、飛行機でもなく、新幹線でもなく、バスでも自動車でもなく、ただひたすら自分の足で歩く旅なのです(何しろ江戸時代ですからね、馬や籠もありましたが実はあれに乗るのも結構疲れます)。

江戸から長野の小布施までどのくらいの道のりなのでしょうか。

そして三度とも小布施に着くと、それぞれ別に大作を仕上げています。

もう、超人としか言い様がないほどものすごい人だったんですね。

小布施にはたくさんの北斎の肉筆画が残っていて、どれも興味を惹かれる面白いものばかりでした。

その中にただならぬ気配を漂わせている菊の花の絵があったのですが、これが魂のこもり方が尋常ではない感じで、この菊を切ったらきっと北斎の血が流れるのではないかと思わせるような迫力でした。

私はただただ惹きつけられて、ずいぶん長い時間その絵を見つめてしまいました。

何度も度肝を抜かれてぐったりした後は、ため息を尽きつつ小布施名物の栗羊羹を食べて我が身を振り返りました。
「私、何やっているんだろう、、、北斎、すごい。。。」

北斎はこの天井画を描きあげると、また江戸に戻り91歳でその生涯を閉じました。


1760年〜1841年 江戸生まれ

冨嶽三十六景の版画が有名ですが、肉筆も他の浮世絵師と比べてもダントツの素晴らしさです。

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