美美ットな非日常

子供の教育* 子供の自己逃避を説得する方法 

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子供が突然学校が嫌になる、行きたくなくなる、そんな状況に直面したら、親を含め周りの大人たちはかなり慌ててしまうということもあるでしょうね。

 

 

子供が自ら正しい道を選ぶには?

 

高校1年生のMちゃんは最近どこか元気がない。

何かあったのかな?と思って「近頃元気ないね〜」と私が言うと、「ふ〜ん」と言ったきりでその先何も話さない。

Mちゃんが入った高校は進学校で、夏休みでも1日たりと休みはなく毎日学校へ行って勉強をする。

学校の勉強について行けなくなっているのかな、という感じはしていたが敢えてそのことに触れないでいた。

そのうちMちゃんが「今、私たちの年齢ってすごく大切な時だって思うんですけど、、」と言い出した。

 

「うん、そうだね」。

 

「本当は、日本にいて勉強するより海外に出て、もっとたくさんのことを経験したり、いろんな国の人と出会ったりする方が大切な気がして、、」。

 

「うん、なるほどね」

 

「でもお母さんやお父さんは反対すると思うし、、」。

 

「そうかな〜? 以外に賛成するかも」。

 

「ううん、絶対反対すると思う」。

 

私は思い切って「今の学校、勉強大変なの?」と切り込んでみた。

 

「はい、すごく大変。。。でもこんな勉強本当に役に立つのかなって思うんです。
それよりももっと広い世界でボランティア団体とかの中に入って、人のために活動する方が自分のためにもなるっていうか、、」。

「ふん、ふん、なるほどね〜。 世界でボランティア活動って素晴らしいよね」。

 

16歳のMちゃんは今、本当に海外に行きたいわけではない。

あまりに勉強が難しくてついていくのがやっとで、どこか逃げ場所を探している最中なのだなと感じた。

 

こんなに勉強に疲れているなら少し休ませてあげれば良いと思うかもしれないが、Mちゃんは単に今逃げ場所を探しているうちに、自分を見失いそうになっているだけなのだ。

勉強に疲れていると言うよりも、心の中の葛藤に疲れているのだ。

 

だから迷子になっているMちゃんをなるべく早く一旦元の場所に戻して、迷いを払拭させてあげなければいけないなと思った。

 

人間、迷うことぐらい疲れることはない。
それはブレーキを踏みながらアクセルを全開にするくらい精神的に負担になる。

 

様子を見てると、ここ3ヶ月くらいは迷いの中にいて、勉強に集中できていないようだ。

さっさとMちゃんのブレーキを外してあげたい。

 

Mちゃんの一見真っ当に聞こえる「海外で見聞を広める」という言い訳は、Mちゃんがかなり論理的なタイプであることを表しているので、Mちゃんに説明するときはやはり理詰めな話が通じやすい。

 

「Mちゃん、外国でボランティア活動って素晴らしいことだけど、かなり大変なこともあるみたいよ」

「そうなんですか?」

「うん。 例えば、、この部屋をちょっと見渡して見て。
いろんなものがあるでしょう。 テーブルとかビンとかティッシュとか、、」

「はい」。

「で、、この中に表だけあって裏のないものある?」

「え? 裏のないもの?」

「うん。 例えばこのコップ、裏側があるよね。 それからこのテーブル、スケッチブック、この千円札
、全部表と裏があるでしょ?  Mちゃんが目にしているもので表だけで裏がないなんて存在しないよね

?」

 

「あ??、、はい、ないです」。

 

 

「今、Mちゃんはとても優秀な学校に通っていて、そこで勉強していて大変なんだけど、でもそれ以外の事

、例えば食事はお母さんが作ってくれてるよね。

それからMちゃんの着ているものの洗濯や家の掃除、それと毎日の食事はお金を払わなければ食べられ

いんだけど、そのお金はお父さんが出してくれてるよね。

電気代、水道代、Mちゃんが使う日々の日用品、歯磨き粉とかティッシュとか、ここに乗ってくる自動車

とかも全部お父さんとお母さんがいつも目の前に出してくれてるよね?」。

「そう。。。です。」

「つまり表が勉強だとすると、裏はMちゃんの生命を維持させる全ての事、となるよ。
勉強はMちゃんがして、Mちゃんの生命を守っているのがお父さんとお母さんだね。
だって、Mちゃんは学校に行って勉強する以外何もしていないんだからね」。

「そうですね、、。」

「じゃあ今度はボランティア活動なんだけど、今の勉強をやめて海外に行くと、さっき裏だった生命維持は今度は全部Mちゃんが自分でやることになるよ。
掃除も洗濯も食事を作って片付けることも、もちろんトイレ掃除も自分ですることになるね」。
「え、、、はい」

「もちろん今のまま勉強してもいいけど、ボランティア活動もいいと思うよ。

ただしどちらにしても表と裏、両方が必ずあるから、表をとったら裏も必ず取ることになるね。

どちらがいいか自分で決めればいいよ」。

 

 

次の週、Mちゃんに会った時、「ボランティアの話はお母さんたちにしてみたの?」って聞いたら、すっかり明るい顔で、「この学校に入る時両親にたくさんお金を払ってもらったので、今はやめないことにしました」と言い切っていた。

 

「そう、じゃあまあ、とりあえず勉強に集中だね」
「はい!」

 

やはりどうやらMちゃんは迷いの中に入っていただけのようだった。

この際、Mちゃんが言った「学校に入る時、たくさん両親にお金を払ってもらった」という言い訳が本当かどうかはどうでもよくて、彼女が迷いを無くしたと言うことが今はとりあえず良かったなと思った。

 

Mちゃんのように一見正論を言う理論思考タイプには、納得できるようにやはり理論的に説明するのが良いです。

もちろん子どたちにはたくさんのタイプがいるので、全員に理論的説明が理解できるかというとそうではなく、一人一人のタイプ別で様々なアプローチが大切になります。

そんなタイプ別についてもいつかこのブログで説明していこうかなと思っております。

 

最後までお付き合いくださりありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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