どれほど子供に勉強させようと努力しても、なかなか思うように勉強してくれない。
その理由はなんなのでしょう?
じっくり考えてみたことありますか?
多分多くの親たちは考えるでしょう。
自分の好きなこと(例えばゲームやマンガ、アニメ、友達と遊ぶなど)に夢中になっていて、
ほかの面倒なことは極力やりたくないからだろうとか、頭から命令されると反発してやる気をなくすのだろうとか、、、。
でも実はもっと根本的な問題があるんです。
親と子供は実に不思議な絆を持っていて、子供は親の鏡になっているのです。
「子は親の鏡」という言葉を耳にしたことがあると思いますが、それはどうやら本当のことのようです。
自分の姿が子供という鏡に映っている、などと言われてもピンと来る人は少ないでしょう。
「私の何が子供に映っているというの?」
あなたも疑問に思われているでしょうね。
実はお子さんに映っているのはあなたの深層意識なのです。
子供にとって勉強は、いわば大人にとっての仕事のようなものです。
子供が勉強はやりたくないと言って、それをやらずに済ませるわけにはいかないように、
大人にとっても、仕事が嫌だからといってやらずに済ませることは出来ませんよね。
だから大人であるあなたは、毎日家族のためにと思いながら会社へ仕事に出かけたり、
自営の方はその仕事をしたり、主婦の方は掃除や食事作りなどの家事をこなしているはずです。
でも、もしあなたがその仕事よりも遊びが好きだとしたら、深層意識ではこんなことが起きています。
「あ~あ、今日も仕事かぁ。
もし宝くじが当ってたくさんのお金が入ったら、仕事なんかやめて好きなことだけして暮らしたいなぁ」
と、こんな風につぶやいているでしょう。
これって、勉強嫌いなお子さんの思いと同じということになりますよね。
「勉強なんかきらいだ! あ~あ、学校行かずにゲームやマンガを見て毎日いたいなあ」
つまり、今の仕事がちょっと辛くて本当はやりたくないなぁという心の奥が、お子さんという鏡に映っているということになります。
ちょっと怖いですよね。
もし親が仕事は自分を磨き進化させるものとして捉え、日々いきいきとやっているなら、子供も勉強が自分を磨き、進化させるものとして興味を持つということになります。
「子は親の鏡」というのは「子は親の深層意識の鏡」と言えるのです。
あまり気付くことのできない深層心理。
お子さんが宿題をやらずに困ってるなどという時は、自分の心の奥底にもちょっとだけお子さんと同じように、仕事を休みたいなあと思っている自分を発見するかもしれませんね。
この記事へのコメントはありません。