*読んだらきっとお得な「旧約聖書」(⌒-⌒; )
写真の絵は、500年ほど前に「ルーカス.クラナッハ」という
宮廷画家によって描かれた「アダムとイブ」
です。
アダムとイブはあまりにも有名で、いまさら説明
するのもなんですが、でも意外に詳しいことは
知らないという人は多いかも。
この絵は簡単にいうと、旧約聖書の創世記に出てくる、
神が作った最初の人間「アダムとイブ」が、
神との約束を破って禁断の木の実を食べてしまう
その瞬間を描いたものです。
蛇にそそのかされてイブがまず木の実を食べ、
そして今度はイブがアダムに木の実を食べるよう
に促しているのですが、よく見るとアダムが頭を
掻きながら少し困っているような顔をしているのが
ちょっと笑えます(^◇^;)
イブ 「木の実を食べると神と同じように賢く
なれるって蛇が言っていたわよ」。
アダム 「えっ、そうなの? でも神様に決して
食べてはいけないって言われて約束したしなあ、、
参ったな〜」
イブ 「だいじょうぶよ、黙っていたら神様にも
バレないから。 さっき食べたけど、
本当に甘くておいしかったわ〜。
さあ、あなたもどうぞ」
みたいな会話を想像しているのは私だけでしょうか?
そして二人はこれが神にバレて、楽園を追放されて
しまうのですね。
つまりここから人間の生きる苦悩が始まったわけです。
もちろん聖書の教えでは、ですけどね^^;
それにしても人間の心はもろいですね〜;
偉大な神との約束を、誰かがちょっと耳打ちした
だけで破ってしまうのですから、、。
元々そうしたいという欲望を持っていれば、
ほんの少しの後押しで、心の鍵が外れて行動して
しまうのが人間なのでしょうか。
そう言えば、シェークスピアの四大悲劇の一つ
「マクベス」も、妻に「王を殺せばあなたが次の王よ。
さあ、今こそ王を殺してしまいなさい。」
と囁かれて、マクベスは忠誠を誓っていた王を殺して
しまいます_:(´ཀ`」 ∠):
恐ろしい奥さんですね〜〜(^◇^;)
シェークスピアはもしかしてアダムとイブを意識
していたかもしれませんね〜。
それはともかく、もしこれから世界へ出て仕事を
したいと思っているなら、旧約聖書は読んでおいた方が
良いかも。
なぜなら旧約聖書はもともとユダヤ教の物語であり、
そこからキリスト教が生まれ、のちにそこからまた
イスラム教が生まれているんですね。
つまり、ユダヤ教もキリスト教もイスラム教も
元は皆同じなんです。
ですから旧約聖書を理解しておけば、ユダヤ人とキリスト教の
人々と、イスラム教の人々の心の歴史を理解できるわけですか
ら、かなりお得なのではないでしょうか(´∀`=)
宗教を歴史や文化として見ることが、大人の教養の一つ
としてとても役立つものだと思います。
ちなみに、
旧約聖書には「ノアの方舟」や「バベルの塔」、「モーゼの十
戒」など、一度は耳にしたことのある話が盛り沢山ですから
意外に面白いかも^^
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