とうとう出会えました^^
クリムトの作品の一つ『ユーディト』
この作品は、
美しい未亡人ユーディトが戦争中に味方を救うため、
敵の大将を誘惑し、油断した相手の首を切り落とす、
という「旧約聖書外伝」に出てくるストーリーを描いた
ものです。
半裸の女性が陶酔した表情で、切り落とした敵の大将
ホロフェルネスの首を掴んでいますね;;
「気だるさと緊張」「美と残酷」「死とエロティシズム」、
なんともゾゾっとしつつも、ミステリアスな絵だと感じて
いました。
その本物に、やっと出会えるといそいそと出かけました、、、
が、、、
美術館はものすごい混みようヽ(´o`;
クリムト、さすがに人気がありますね〜。
お目当の『ユーディト』の前は、
当然ながら人、人、人、、(^◇^;)
あ〜あ。。。
でもまあ、本物の匂い立つような美しさに触れられて
満足でした。
さて、こうしてたくさんのクリムトの作品を改めて
観てみると、斬新な構図や表現に驚かされます。
クリムトはそれまでの伝統的な絵画に物足りなさを
感じ、新しい表現を作り出したのです。
独特な構図、金をふんだんに使った華麗で
装飾的な表現は、日本の琳派を彷彿とさせ、
多くの日本人にも親しみやすく人気があります。
そして何と言ってもクリムト特有のエロティシズムと
どこか退廃的な匂いは、観る人の潜在意識にある何かを
クリムトは上流階級の女性たちを好んで描きました。
常に人の目を気にし、社交的な付き合いに縛られて
生きる彼女たちを、クリムトは自分の絵の中で
解放しているようにも見えます。
そこには規範意識を捨てて、身も心も解き放ち
官能の世界に浸りきる女性たちの息づかいが聞こえる
でも彼の周りにはいつも複数の女性たちがいました。
恋人になるのはほとんどが彼のアトリエに来る
絵のモデルになった女性たち。
彼女たちの間にできた子供は少なくても14人は
いたそうですから驚きですね@@;;;
濃密な官能の世界を後にしたら、ちょっと気分を変えて、
次は会場にあるショップでお買い物(^ー^)
クリムトグッズがいろいろ並んでいましたが、
金粉がキラキラと舞う、ここだけ限定のワインを
ふ〜〜〜。
色々な意味で疲れました(^◇^;)
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